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2025年 9月 4日 大学で面白かった授業〜中山編〜
こんにちは!担任助手3年の中山です。
今月末まで日本科学未来館でやっている「深宇宙展」に行きたいのですが、なかなか予定が合わずにいます。とても興味がある内容なので、なんとか空いている日に行ってきたいと思います。
さて、今日は昨日までに引き続き、私中山が今年受けた授業の中で面白かったものを2つ紹介したいと思います。
①地球流体力学
皆さんが今習っている高校物理の力学では、一部(剛体の運動)を除いて運動を考える対象は1つか2つだと思います。ですが、流体力学ではそのような動きを考える対象が無数にあるとして議論を進めていきます。例えば、水の流れを考えるとき、水分子は無数にありますよね。そんなときに使える力学が流体力学です。説明を聞いただけで難しそうに聞こえます(し、実際難しいのですが、)この流体力学を使うと身近な現象を導けたりするのです。その例を2つ示しましょう。まず、複雑な台風の進路を2つの渦の相互作用で一部説明できたり、電車のホームで黄色い線の内側に入ってはいけない理由(これは電車に近づきすぎると電車が作る空気の流れによって逆に引き込まれてしまうんです!)が分かったりします。
②固体地球科学
固体地球とは、地殻、マントル、コアなどの地球の内部を指し、固体地球科学ではその固体地球の構造やそこで起こる現象(地震、火山など)を学びました。その中でも、コアについてはわからないことも多く、どんな元素が含まれているかもわかっていないそうです。
また、理学部ということもあり先生が研究の話をたくさんしてくださいました。今では地学を学ぶ上で常識になっているプレートテクトニクスは、当時25歳のマッケンジーという学者が発見したという話が印象的でした。(現在本格的に研究の成果を出すのは大学を卒業し、修士課程→博士課程を修了した27歳以降です!)
この授業はがっつり地学(地球科学)の授業で、地球惑星物理学科には受験で地学を使った学生もいるのですが、私は地学受験ではないので(低学年の時には学びましたが)新鮮で面白かったです。
今年から本格的に学部学科の授業が始まって、興味のある内容の授業が増えて楽しいです。
また、(卒業するためには関係ありませんが)時間が合えば他学部の授業も履修することができ、とても自由度が高いです。
そんな大学の授業を楽しむために、それまで受験勉強を頑張りましょう!
頑張れ松戸校!